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44cm × 35cm × 4.5cm

¥88,000-(税込)

白虎 (びゃっこ)

「白虎」は中国の神話にある四神獣が由来になっています。四神は古代中国で誕生し、日本へ伝えられたもので、東は青龍、南は朱雀、西は白虎、北は玄武という神獣がそれぞれ天の四方の方角を守っているといわれています。四神を配した土地は風水では最良の地とされ、邪気を遮断し幸せを呼び込み、健康運もよいといわれます。また陰陽五行説を基に中央に「麒麟」や「黄龍」を取り入れることもあり、その場合は五神あるいは五獣と呼んでいます。
白虎は、その美しい見た目から縁起の良い生き物として親しまれています。インドではホワイトタイガーは神の使いとされており、「その姿を見た者に幸福をもたらす」と言い伝えられています。

日本では、奈良県の薬師寺金堂の本尊台座や、明日香村のキトラ古墳壁画図の西壁には白虎が描かれています。


「四神相応の地」とは、四方の方角を司る四神が東西南北を守護している土地のことで、良い氣が集まり留まる「最良の土地」を意味します。東に清き流れがある(蒼龍)、南が広く開けた湿地帯(朱雀)、西に大きな道が続く(白虎)、北に高くそびえる山がある(玄武)といわれています。
平安京では「蒼龍」が賀茂川、「朱雀」巨掠池(おぐらいけ)、「白虎」が山陰道(または山陽)、「玄武」は舟岡山とされています。

こうして四神相応の考えに基づいて作られたのが平安京です。四神を守護するために東に八坂神社、南には城南宮、西に松尾大社、北に上賀茂神社が造られ、その四神の中心を司るのが平安神宮です。

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